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<2013年11月 「足の冷え・むくみ 血管障害の恐れ」について>
11月8日(金)の日本経済新聞夕刊 らいふプラスの「足の冷え・むくみ 血管障害の恐れ」をご紹介致します。

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11月に入って冬の寒さが近づいてくると、足先の冷えやむくみ、かゆみを訴える人がいます。
加齢や体質が原因と思いきや、足の動脈や静脈で異常が見つかる場合があり、重症になると歩けなくなるだけでなく、命にもかかわるので注意が必要です。歩くたびに足に痛みが走ったり、足が細くなり、爪や毛が伸びなくなってきたりする方は、「閉塞性動脈硬化症」の恐れがあります。

【閉塞性動脈硬化症】
閉塞性動脈硬化症は手や足の血管に動脈硬化が起こり、血管の幅が狭くなったり、塞がれたりして血流が不足する病気です。
主に足が多く、初めのうちはほとん ど自覚症状がありませんが、進行すると少し歩いただけで痛み出します。休むとまた歩けるようになります。日本では100万人程度の患者様がいますが、症状 が出ない潜在患者様は300万~400万人いるとされます。歩けなくなる症状がさらに重くなると足の傷が治りにくくなって壊死(えし)し、最悪の場合は切 断を余儀なくされます。

【動脈硬化の原因】
動脈硬化を引き起こす原因は、加齢や喫煙、高血圧のほか、糖尿病も原因の一つです。
早いうちならば、末梢(まっしょう)動脈の血管を詰まらせる血の塊を溶 かす薬剤もあるので、深刻な事態を防げます。
また、運動や食生活を見直せば予防などもできます。
ただ、問題は足の症状だけではなく、足の動脈硬化は体のど こかで動脈硬化が起こっている可能性を表すサインなので、将来脳梗塞や心筋梗塞の可能性があります。そのため、60歳以上を過ぎた時点で足の動脈硬化の状 態を測る血圧測定の検査(ABI検査)などをお勧めいたします。
足の冷えやむくみを起こす症状は動脈に限らず、足の静脈の血管が逆流しても、冷えやしびれ、むくみの症状が現れます。下肢静脈瘤という血管疾患です。
下肢静脈瘤は全身にまわった血液が心臓に戻る静脈に異常が起きる症状で、血液が逆流するのを防ぐ「弁」が壊れ、血液が血管内にうっ血します。放置して おくと、むくみがひどくなり足の血管が浮き出てボコボコになり、黒っぽく色がついて、皮膚が硬くなり、やがて歩くのが困難になります。

【足の動脈硬化のチェック項目】
(1つ以上で注意が必要です。)
□歩くとふくらはぎに痛みがある
□坂道を上がるときに痛みがある
□歩くのをやめると痛みが治まる
□座っている時などにしびれ、痛みがある
□手足が極端に鈍くなった気がする
□足の指や爪の色が変わっている
□手足のケガが治りにくい
□知らないうちにケガをしている
□片方の足が細くなったり、体毛が抜けたりする

【早めにご相談を 】
主に長時間の立ち仕事で足の血管が圧迫される人やホルモンバランスが崩れた出産後の女性に起きやすく、強い痛みで歩行が難しくなりますが、 重症になると血栓ができて(肺の血管などが詰まる)エコノミークラス症候群を併発する人もいます。
症状に心あたりがある人は、早めに検査する事を お勧め致します。
特に静脈の弁はいったん壊れると、元には戻らず、治療は逆流している静脈を切除するため、体への負担は重いです。
長時間の立ち仕事を避けるほか、弾力のあるストッキングをはくなどで発症や症状が重くなるのを防ぐ方法があります。
静脈性、動脈性の疾患にしろ、痛みやむくみといった症状がほとんどなので特に高齢者の中には病院に行かず我慢している人も多いです。
しかし、動脈の場合は、早期に見つけ治療をはじめないと死に至る恐ろしい疾患です。脳や心臓など全身に関係する血液疾患という認識が大切です。
また動脈、静脈の血管障害以外に、神経が原因のこともあり、腰部脊柱管狭窄症と呼ばれ、脊椎にある脊柱管という神経を囲んでいる管が狭くなり、神経が圧迫されて足にしびれや冷えが起きます。
加齢も影響してきますが、椎間板ヘルニア、骨粗しょう症、脊椎の腫瘍などで引き起こされるとも言われています。
症状が出ているのに「年だから」「冷え性の体質だから」と放っておくと、深刻な事態に陥る可能性があるのが足の血管障害です。少しでも不安を感じた場合、できるだけ早めにご相談ください。