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2011年

急性の下痢症状 など でおかかりの方

抗生物質は、ウイルスには効きませんので、ウィルス性腸炎の場合、抗生物質は処方しません。むしろ下痢が悪化することや、さらに別の菌が発生し、重症の腸炎になることがあります。また、食物に付着した菌を食べたことにより起こる腸炎症状であっても、軽症の場合、同じ理由で抗生物質は処方しません。したがって、食物に付着した菌を食べてしまった可能性を疑う場合、検便検査で原因菌を調べ、抗生物質が必要な菌が見つかった場合、はじめて抗生物質を処方することになります。
診察時の問診で、以下の項目にお答えいただきます。
1  同じような症状の方と接触がありましたか?   
2  37.5℃以上の発熱が4日以上続いていますか?
3  思い当たる食べ物は、        日前に食べた、                          です。
4  同じものを食べた方で、同じ症状を起こした人いますか?
5  血便・血液の色(赤)の下痢をしていますか?
6  水分をとると、すぐに吐いてしまいますか?
7  水分をとると、腹痛がして水分をとることができないですか?
8  尿の色が麦茶やウーロン茶のような色になっていますか?
9  そういえば、尿がでていないですか?

2.3.4.5に当てはまる方は、検便検査が必要です。O157や腸炎を引き起こす菌に感染しているか調べます。

*治療においては、診察の結果により、抗生剤の服用が必要な場合があります。

6.7.8.9.に当てはまる方は、『補液』が必要です。
*6.7 に 〇 を付けた方・・口からは、水分をとれないので、点滴 で補液します。
*8.9 に 〇 を付けた方・・水分が飲める場合は、 『経口補水療法(ORT)』 をお勧めしています。

 

★経口補水療法(ORT)について
一般に、点滴は、脱水を改善する目的で行い、点滴に用いる製剤は、一般的に、200mlの電解質を含んだ水分で、35カロリーです。胃腸の症状が激しく、症状を緩和する薬すら飲めない状況の時には、症状を緩和する薬を点滴で投与することはありますが、点滴にはもともと特別な薬は入っていません。
当院では、脱水の状態にある方のうち水分を口から飲める方には、ご家庭で点滴と同じ効果が得られる『経口補水療法(ORT)』をお勧めしています。
経口補液療法は、1日何回も激しく下痢をするコレラという病気にかかった小児に対する補液療法として開発されました。
当ビルの自動ドアをでてすぐ左に設置してある自動販売機にて、経口補水液OS-1をお買い求めいただけますので、ご自宅で、ゆったりマイペースで補液療法が行えます。
尚、経口補水液には、500ml中1.5gの食塩を含みますので、通常にお食事がとれている時には、水代わりに飲むものではありません。
下痢や激しい嘔吐で脱水になっている場合、尿の色が異常に濃い・尿の量が少なく脱水になっていると考えられる場合、長時間、気温室温の高いところで作業し体の水分と塩分が奪われたにも関わらず適切に補うことができていないと考えられる場合、など、塩分を含む水分を取ったほうがよいと判断された場合に用いられます。成人の場合、脱水の程度に応じて1~2本を飲んでいただきます。