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<2014年4月 「食道がん、飲酒でリスク急上昇」について>
4月18日(金)日経新聞らいふプラス に掲載の「食道がん、飲酒でリスク急上昇」をご紹介いたします。

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食道は体の中心部にあり、食べたり飲んだりした物を口から胃に受け渡す役割をしています。
この臓器は飲酒の影響を受けやすく、毎日多量の飲酒を続けると発症リスクが跳ね上がります。
特にお酒を飲んで顔が赤くなりやすい人は注意しましょう。早期に見つかれば内視鏡などで除去できますが、進行すると大がかりな手術となります。飲酒を控えることと早期発見が重要です。
下記の項目にあてはまる事がありましたら、医師に相談しましょう 。

【食道がんの主なリスク】
■ 普段から飲酒している
■ 少量の飲酒で顔が赤くなる
■ 喫煙、または過去に喫煙歴がある
■ 野菜・果物の摂取が不足している

【注意したい症状】
■ 飲食時に喉がしみる
■ 食道に物がつかえたり、違和感がある
■ 胸や背中の痛み
■ むせるようなせき
■ 声がかすれる

食道がんの発症率
 
食道がんは国内で年間約2万人が新たに診断され、約1万2千人が亡くなっています。
女性よりも男性の割合が高く、50~60代に多く発症します。
がんと診断されてから5年後にどのくらいの人が生存しているかを示す「5年相対生存率」は男性で32.3%、女性で41.3%(国立がん研究センターがん対策情報センター)。
これに対し、胃がんは男女とも6割強、大腸がんは7割前後で、食道がんはかなり下回っています。
この理由の一つとして、食道は患部の近くにあるリンパ節に転移する確率が大腸や胃より2倍以上高いことがあります。食道の構造は単純ですが背骨 や気管、心臓、大動脈などに取り囲まれているため、患部を切除する手術では胸や腹などを開くケースが多く、体への負担が大きくなります。

食道がんと飲酒

飲酒は食道がダメージを受けやすい原因になります。飲酒により顔が赤くなるのは体質です。アルコールは体内でまず「アセトアルデヒド」という有害物質に変化します。このため体内に摂取されると酵素の働きで無害の酢酸に分解されます。
分解酵素の能力は遺伝子のタイプで異なり、能力が低いと体内に有害物質が長時間とどまって顔が赤くなり悪影響となります。分解能力が高かったとしても多量に摂取すると、処理が追いつかずに「アセトアルデヒド」が体内にとどまってしまいます。

治療

内視鏡検査などで早期に見つかれば、負担の少ない手術が可能です。
抗がん剤や放射線治療も進化しており、がんの進行度によりますが食道を温存しながら治療を進める方法もあります。
最近は手術、抗がん剤、放射線などの複数の専門医がチームを組んでがんと向き合う例も増えているので、医師とよく相談して病状に合った治療法を選ぶようにしましょう。

飲酒の他に熱いものを好んで食べたりするのもよくありません。いずれのケースでも食道の粘膜が傷つき、ダメージを受けますので、普段の食生活にも注意しましょう。